変化は一瞬。美は一生。
子供の頃からニキビ肌に悩まされ、数々の病院を受信すれど、お肌はよくならない・・・。「自分で治す方法を考えるしかない・・・」と、会社勤務の傍ら独自で美容法の研究を始め、ドラッグストアの安い化粧品から、ブランドメーカーの高い化粧品に至るまでありとあらゆる化粧品を使用しました。
ある先生との出会いから、エステの技術に始まり先生の経験上の自論を学び、結婚・出産を機に会社を退職し、29歳でエステサロン経営、技術者の道へ入りました。
ただ自分の肌を治すために始めたことが、いつしかお客様の肌の変化が一瞬に見れることへの喜び、お客様が喜ぶことへの楽しみと感動を覚え、結果の出る美容!!結果の出せる美容!!を常に追い求め、自身の経験から築き上げた自論美容で自社ブランド商品開発に行き着きました。
そんな時、ある人からの熱い説得で
今度は「まつ毛エクステンション」の道へ。
エステサロンを始めてすぐに出会った「植えまつ毛」。まつ毛を付けることで顔が変身することへの感動からすぐにメニュー導入へ。ところが一瞬で「自分のまつ毛が全て無くなる」「お客様のまつ毛が全て無くなる」。まつ毛の技術はこりごりとすぐにメニューからおろしました。
そんな時に、友人から、現在の1by1のまつ毛エクステ技術を知らされました。でも、植えまつ毛のトラウマから「絶対に導入しない」と言い続け、そんな私を2年間口説き続け、あまりの熱意に負け、「まつ毛エクステンション」の技術を導入することにしました。
ところが、その頃はまだ「まつ毛エクステって何?」という時代で、日本に材料メーカーも全くなく、その友人を通じて韓国より材料を仕入れ、施術を行っていました。1本500円、目尻に左右各5本ずつで5,000円、全体につけると40,000円~60,000円、でも持続期間は3日間という時代!
「何が正解なのか?」「どうにか2週間持続しないのか?」全てがさっぱりわからないまま、頭の上に「?」をいくつも抱えながら、お客様の頭の上で、首を振りながら、嫌だ嫌だと心で思いながら始めたまつ毛エクステンション。
ところがある時、いきなり爆発!
初めて広告を載せた瞬間、3日間電話がなり続け、「まつ毛エクステンションってなんですか?」「どうなるんですか?」「まつ毛がなくてもつけられますか?」この質問責めで、受けた予約はなんと150件!とにかく、このお客様に私の精一杯の知識と技術で対応するしかない・・・と、ひたすら説明と技術に向かいました。サロン内の音楽の代わりに説明の音声を流そうとかと思うほど見事に同じ説明の繰り返しでした。
でも、技術を終えたお客様は、感動で泣くは、嬉しくて騒ぎはしゃぐまくるは、今までに見たことのない光景が日々繰り返され、そのお客さまのリアクションに嵌められたと言っても良いくらいです。一度付けたお客様はとりこになり、リピート率は95%!新規予約にリピートが次々で、あっという間に3ヶ月待ちの状態ができ、あっという間の3店舗までの展開でした。
お客様の中には、「子供の部活の遠征があるので全員付けてください」と部員のお母さまが一斉に8人で来店。お母様に「娘の全く無いまつ毛を何とかしていただけませんか?」と連れられての来店。70代のお客様が「畑仕事で化粧が取れるから、せめてまつ毛があれば」と来店。予約の電話の第一声は「先生たいへ~~~ん」。
「一体、ここは駆け込み寺?」とも思えるくらいのお客様の反応と「まつ毛クリニック」にサロン名を変えようかと思うほど、お客様のまつ毛の状態に驚きの状況で、エステを長年やっていたにもかかわらず、お肌ばかりを見て、まつ毛を見ていなかった自分に反省するばかりでした。
少ない日で1日8人、多い日には1日13人、目はかすれ、指にはツイーザーダコ、エコノミー症候群と言われたことも・・・。とにかく驚きしかないまつエクの世界観とまつエクを語ると語りきれない経験が山ほどあります。
やはり、まつエク御殿とも呼ばれるこのマツエクバブルを経験し、良きも悪気も全てを知り尽くしているからこそ、皆様に真面目にまつエクに向き合っていただきたい。安全だから安心できるまつ毛エクステンションを限りなく追求し、お客様にお伝えていただきたい。
この多くの苦境を乗り越えてきた
「まつ毛エクステンション」は、再び苦境の間にあります。
安易な考えと安易な技術習得により崩壊された日本のまつエクを、技術者ファーストからお客様ファーストに向けたまつ毛エクステンションをもう一度提案できるように・・・。そして今、海外から多くの知識・技術が輸入されています。この海外からの知識・技術が煩雑な形で浸透することは、危険性を伴う間違ったサービスや技術が蔓延る蓋然性が予測されます。
シンプルではありますが、「安全で安心」の当たり前のまつ毛エクステンションを、日本人が一番求める「目力」「目元へのコンプレックスの解消」を、正しく安全な形で確立させることが私の使命として、これから先も向き合います。
そしてその先に続くプロの目線からの終わりなき追求で、技術者教育も商品も開発し続け全力で向き合い、世界のまつ毛エクステンションの基本の確立を目指します。